「お嬢様、メイクは如何ですか?」


『あ、うん。大丈夫大丈夫!!』


メイクの良い悪いなんて分かんないけど。

プロの人だから大丈夫だよね!


「髪のセットの前にドレスよ!ドレス!!」


グイグイと手を引っ張られ、
衣装部屋へ連れて行かれた。


『うっわ…凄い数のドレス…。』


だだっ広い部屋を
埋め尽くすようにドレスが掛けられていた。


「これ、全部朱音のよ♪」


『…は!!??』


こ、これ全部!?何百着あんのよ!!??


「千着よ♪うふ♡
朱音を考えたらまだ足りない位よ!」


アハハ…魂抜けそうだわ…。