「大丈夫。僕が好きなのは綾野さんだけです。あの日からずっと見てました。見れば見るほど綾野さん可愛い」

うう…恥ずかしいです。というか、佐々木くんて、結構Sですね??

「僕の彼女になって?」

佐々木くんがまた1歩私に近づきます。

「なってくれなきゃ、キスするよ?」

ううう…でも…

佐々木くんとのキスってどんな…

って、何考えてるんです、私!!顔が熱いです!今なら卵焼き焼けます!

思わず下を向いてしまいます。

「私も佐々木くんがずっと好きでした」

そっと上を向いてみると…

満面の笑の佐々木くんがいました。

「やっぱり彼女になってくれてもキスしたい。いい?」

「っっっ!」

佐々木くん、そのようなことを恥ずかしげもなく!

「んっ」

暖かくて柔らかいものが、私の唇に触れて、また離れていきました。

「え…」

「やっぱり可愛い。めっちゃ好き」

彼はまた私をぎゅっと抱きしめました。