『……ン?エット、』


確かここは病院?


そっか……愛倒れたんだ。


身体がだるい。足も筋肉痛で痛い。


それに愛……優菜にあんな姿見せちゃった。


はぁ……


『ここにいるのも時間も問題かな……』


その方が睡蓮も喜ぶしね。


愛もこんな姿見せちゃってあいつらの前にいられない。


愛の夢……うんん。


復讐に情なんていらないの。


コンコン……


「愛?入るね。」


優菜だ……


ガラっ


「……愛。目が覚めたんだ。」


『そりゃ覚めるでしょ。』


覚めない方がおかしい。でもできれば愛はずっとこのまま寝ていたかった。


そしたら苦しい現実を見なくても良かった。


「大丈夫?」


『うん』


愛がそう答えると優奈はココアを出してきた。


「愛、輝龍にいる時ココアしか飲ん出なかったから迷ったけどココアでいい?」


『……うん。』


ココアを受け取って開けて飲む。


やっぱしココアは愛を落ち着かせてくれる。