『あぁぁぁぁぁっ!』


愛は怖くて怖くて走った。


ただ走った。目の前に光なんかない。


それでも走り続けた。


雨が降り出して全身にあったて痛い。


頬に流れるのは涙か雨かわからない。

靴ずれがおきて足が痛い。普段から走んないからもぉすべてが痛い。


足だけじゃなく、体が心がもぉ壊れてる。


2度と愛は愛に戻れない。


『ハァ、ハァ、ハァハァ、……だれ、かっハァ、たす、けて……』


そこで愛の意識は途切れた。