いっそ目の前のこの男に渡しちゃったらいいのに。


そしたら全国No.1の地位も少しは喜ぶよ。


それにこの男。族のものね。


迫力が違う。族じゃなくても確実にこの男は強い。


優菜こんな男どこでみつけたのかしら。


優菜こいつに裏切られたらどおするのかな?


愛は優菜が追い出された日の顔を思い出した。


あぁ、思い出しただけでも最高。


「優菜……。わりぃ。」


「大丈夫。私皐月が来てくれただけで嬉しいから。」


まるでその瞳に愛たちがうつってない。


まぢイライラする。ほんとに。いみわかんない。