X=コタエナシ

「そうだけど…それが何?」


恋なんて嫌いだ。面倒なことばかりで…


「やっぱな。俺もそうだったよ。」


「ふーん。……『そうだった』って言った?じゃあ今は?」


過去形…だったよね…


「よく気づきました。」


そう言って、私の頭をポンと撫でた。


「っ…」


自分でも体の温度が上がっていくのが分かった。