X=コタエナシ

「ほんと、びっくりしたよ。」


「それは…確かにビビるね。」


新しい父親が家に来た頃は、友達の家に泊まってたか何とかで帰ってきてなかったはず。


「これで、冬の話は終わり。まだ何か知りたいことある?」


「大山さん、恋ってできる?」


芝生に寝そべりながら氷雨君が言ったその言葉に、心臓が飛び跳ねた。


「急に何?」


「いや、知りたかっただけ。何でも教えてくれるんでしょ。」


何でも、とまでは言ってない気がする…


(てゆーか…もしかしてバレてた…?)