X=コタエナシ

「はぁ疲れた。んじゃ、お願いします。」


河川敷までは少し遠かった。


その間、気まずい空気が流れていた。


少し開けたところに、腰を下ろす。


「えっと…寺岡冬。私は冬って呼んでる。」


「それは知ってる。」


私が溜め込んでたもの全部吐き出してやる。


「実は…さ、妹なんだよね。」


その言葉に氷雨君の表情が変わった。