X=コタエナシ

「あの~、大山さん。」


休み時間、いきなり声をかけてきたのは、クラスの石永(いしなが)さんだった。


「何?どうしたの?」


そう問いかけると、頬を赤く染めて、


「氷雨君に…これ渡してくれないかな?」


また…もう勘弁してよ…