X=コタエナシ

「中…見た?」


「いや…さすがに人のだし見てない。」


見ようかとも考えた。


だけど、送り主が本当に見てほしい人は氷雨君だから見るのはやめた。


「大山さんカッターか、はさみ持ってない?」


ちょうどはさみを持ってたから、それを渡した。


すーっ 


と上手く手紙の上部を切って見せた。


(手紙をもらい慣れてるのかな…)


「『今日の放課後、2年2組に来てください』だって。」


それだけを言い残してその教室へ彼は、向かっていった。