X=コタエナシ

「口に物入れてしゃべんないで。」


口に入っていたものを全て飲み込むと、


「家に帰るってさ。」


と、教えてくれた。


(いてほしい日に限っていないよね…)


今日は場を盛り上げていてほしかった。


「あの、氷雨君ちょっといい?」


「ん?何?」


そんな笑顔向けられても…


「これラブレターだと思うけど…氷雨君にって。」


私がそう言ったとたん、彼の笑顔がどこかへ消えた。