X=コタエナシ

「嫌な予感しかしないからイヤ。」


ぷいとそっぽを向いてしまう咲夜も可愛くて。


「今からさっきの質問に答えてやろうと思ったのにな。残念。」


ピク。と、咲夜の肩が反応する。


「ほんとに?嘘だったら殴るよ。」


殴られんのはイヤだな…。


「ほんと。これはその料金ってことで。」


恐る恐る咲夜が近づいてくる。


「手加減してよね…」


「了解。」


この間、俺が抑えきれなくって咲夜がふらふらになってしまった事を根に持ってるみたい…。


咲夜がそんなに可愛いからいけないんだ。


「ん…」


優しく唇を奪う。


咲夜から漏れるその声も可愛くて。


「なっ……」


咲夜に絡み付いていく。





ちょっとくらい…許してよ。