X=コタエナシ

さすがにこの質問は意地悪すぎたか…?


咲夜が黙り込んでしまった。


「ごめん。意地悪すぎた。」


でも、顔は真っ赤に、それどころか耳まで真っ赤になってる。


「あのさ…一個聞くけど、ちゃんと私が氷雨君の事好きだって伝わってる?」


何か…意外な質問…。


(ちゃんと好きって伝わってる…か…。)


咲夜は普段どちらかと言えばクールな方で、あまり感情は表に出さない。


でも、大体分かるよな。あれで。


「咲夜。こっち向いて。」