X=コタエナシ

授業が終わるのはあっという間。


長いのはこれからだ。


「こんにちは~」


いつものドアをくぐる。


「咲夜。待ってたぜ。」


にやりとして、氷雨君がこっちを見る。


「何?何かあるの?」


ちょっと突き放してみる。


「小暮がさっき瑠依に呼び出されてった。これがどういう事か分かるか?」


「分からないね。」


分かるけどさ…今日の氷雨君面白い。


「分かるくせによ。」


「氷雨君。」


一個、君に聞きたいことがあった。朝からずっと。


「今日、楽しみにしてた?」