X=コタエナシ

「ちょ…ひ…はな…ん」


離してって言いたかったけど、氷雨君に頭をぎゅっと抑えられてるから離れられない。


「ちょっと…。氷雨…。」


公園から帰ってきた小暮君の声がする。


「やるなら他の所でやってよね…。」


やっと気づいたのか、氷雨君がぱっと離してくれた。


「咲夜、アンタ…。」


瑠依まで、呆れたような顔してる…。


「帰ってきたのか。小暮。どうだった?」


「どうだったもこうも、帰ってきたらこのザマだよ。ちょっとは我慢しろ。」


お、男の子が言うと…何か生々しいな…。


「お前らかって、これぐらいしろよな。」


んな!そんな事言ったらダメだ。



何でかって?氷雨君が普通じゃないからだよ…。