X=コタエナシ

『え…、お前らお菓子作ってんじゃなかったのか?』


「そうなんだけど…。瑠依が思ったように上手く出来ないって泣き出した。」


電話の奥で笑い声が聞こえた。そらそうだろ。誰だって笑うよね。


『瑠依…赤ちゃんかよ…。』


氷雨君の声に混じって、小暮君の声も聞こえた。笑ってる…。


(この事、瑠依には言えないな…。)