X=コタエナシ

「作って、渡してみれば分かるんじゃない?」


結局、瑠依が何を言っているのか分からないまま、瑠依の家でお菓子作りを始めた。


「咲夜…上手い。上手すぎる…。」


こう見えて、料理とかは得意なんだよね!


「あたしなんてっ…。見てみなよ!」


半泣きの瑠依を見てみると、そこには、『昔チョコだった何か』があった。


「瑠依…私たち今何作ってるんだっけ?」


「トリュフ」


簡単だと思って選んだのに…。


「丸めるだけだよ。なのに…なんで…。」


「咲夜!もうあたしの屍を越えて先に行くんだっ!」


何言ってんだこいつ…。


「先になんか行かないよ。瑠依、想像して。貰ったトリュフを喜んでいる小暮君の姿を。」


「ダメだ~~~!想像できない!」


ついに瑠依が泣き出した。