X=コタエナシ

「ふー、良い買い物だった!」


帰り道で、重い荷物を軽々持つ瑠依が凄く嬉しそうだ。


「可愛いのいっぱい買えたしね。楽しかったよ!」


こんなに楽しいと思ったのは久しぶりだ。


「咲夜…。あんた輝いてるよ…。」


「え?そっかな?瑠依がいるからじゃない?」


「その輝きとはまた別の…何か。!そうだ恋する乙女だ!」


うぅ…自分はそうじゃないって思ってたのに…。


「いいな~氷雨君!こんな咲夜を独り占めできて!」


ひっ、独り占め!?


「独り占めなんてされてないよ…。現に今、瑠依といるじゃん。」


「分かってない。分かってないよ。咲夜は。」


何が分かってないのかが分からない…。