X=コタエナシ

「何でああも瑠依ってしつこいんだろうね…」


今日もいつも通りに終わっていく。


「だな。他人の事なんてほっときゃいいのに。」


朝の瑠依のことを二人でかれこれ1時間くらいネチネチと言っている。


(どんだけ話す事無いんだ…私たち。)


あれは、瑠依が悪いと思うよ。ほんとに。


「小暮もかわいそうだよな…。あんなのにつかまって…」


「その言い方は酷くない?さすがに。」


付き合ってるんだから、小暮君だって瑠依の事が好きなんだろう。多分。


氷雨君も、相変わらずのポーカーフェイスで何を考えているか私には分からない。


(何で私、こんなの好きになったんだろう?)


そんな事考えながらも、ちゃんと氷雨君の事は好きだ。浮気なんてしない。


「幸せなんて人それぞれだからな。良いんじゃね。」


そうだ。瑠依なんて黙ってバレンタインを待っといたら良いんだ。