X=コタエナシ

騒がしくて、それぞれがどんな表情で何を言っているかが全く判らない。


とにかく、言い合いをする氷雨君と、瑠依を、小暮君が仲裁に入る。そんな感じだ。


(いつも通りが一番良いよね…。)


つい、顔が綻んでしまう。猫のじゃれ合いを見ているような気分。


「咲夜…どしたの?すんごい気持ち悪い顔してたけど…。」


気持ち悪いものを見るような目で瑠依に見られ、自分がどれだけ変な顔をしていたかが分かった。


「いや~、平和だなと思って…。」


皆が不思議そうな顔をする。


「何か…次元が違うような…。ヤバイな咲夜。末期だこりゃ。」


私に対する瑠依の当たりがいつもに増して酷いような…。


「咲夜…ほんとに風邪うつっちまったか?」


氷雨君まで!?て……


「何?何があったの?」



昨日の事、また瑠依に詮索されちゃうよ…。