X=コタエナシ

(バレてないかな?危なかった…。)


なんて、日和先輩が気づかないわけが無い。あの人はああ見えて凄いんだ。


もちろん、私はこんな二人の会話も知らない。


「咲夜ちゃん、顔赤かったね。何かしたの、ひー君?」


「してねーよ。なんにも。」


「ほんとに?」


「ほんとだって。しつこいよ。日和。」


「ほんとに?ほんとに何もしてない?」


「してない。もう出てってくれよ。日和。」


「教えてくれたら出る。何もしてない?」


「してない…。」


「…………。」


「…した…かも…。ちょっと。」


「やっぱりね。そういう事は早く言いなよ~。」


「くそっ…。」