X=コタエナシ

あれから、氷雨君には会ってない。


「連絡先…知らないんだった…。」


いつも携帯を携帯してないからだな…。


「咲夜ちゃん、どこにも遊びに行かないんだね…」


冬が私のベッドに腰掛けて退屈そうに言う。


「冬、なんで毎日毎日そこにいるの?」


私がいる時に帰ってきてくれるようになったのは嬉しいけど、いつも私にべったりは止めてほしい…。


「だって、この間まで付き合ってた彼氏が『お前とは無理だ』なんて言い出すんだもん!あんな奴、こっちから願い下げだよっ!」


男運が悪いんだな…。ドンマイ。


「でも、あんたこの間は氷雨君が良いって言ってたじゃん。あれはどうなの?」


浮気だったわけだな、あれは。


「氷雨君は違うよ!なんていうか…、芸能人を追いかけるみたいな感じ。」


パパラッチ…?


「絶対氷雨君は彼女いるから面白くないよね!彼女さんポジ変われっ!」


その彼女さん、私だよ~。


「とにかく、大事にしてくれる人が良い!」


氷雨君は…私の事、大事にしてくれてるかな…?



会いたいな。