X=コタエナシ

「さぶっ!」


いつもより薄着だからだよ…。ほんとバカ…。


「家の中が暖かいからね。一枚羽織ってくれば良かったのに…」


「だな。俺バカだった…。」


対する私は、冬が『外で遊ぶんなら厚着していったほうが良いよ』と言ってくれたからいつもより、もこもこだ。


「もう一人で帰れるよ。帰りなよ。」


道に迷うことも、ここまで来れば無いだろう。


「あぶねーから。こんな夜道女一人で歩くとか。」


少し耳が赤くなってる。


(寒いからかな…、それとも…)


「氷雨君、もしかして…照れてる?」