X=コタエナシ

バッと、片手でメガネを取って、机の上に置く。


メガネをしていない氷雨君も、もちろんカッコよくて…。


「ん…っ」


いつになく、ドSだ。


容赦なく私の唇が奪われていく。


「は…っ…ん。」


私の息が出来なくなるたび、少しだけ離してくれる。


(優しいの、知ってるよ。)


でも、さすがに舌が割り込んできた時はびっくりした。


恥ずかしくて、氷雨君の服をギュッと握る。


「ん…ぁ…」




「ごちそうさまでした。」




意地悪に氷雨君が笑ったとき、この上ないクリスマスプレゼントだって。



本気でそう思えた。