X=コタエナシ

氷雨君の傍に寄っていって、肩に手を置く。


(落ち着け、私の心臓!)


自分からキス、するって緊張するんだな…。


(氷雨君、凄いや…)




私の唇と、氷雨君の唇が軽く触れた。




「咲夜、あれだけ?」


「!あれ以上は…無理…」


心臓、ちぎれちゃうよ…。


「分かった。じゃ、俺が手本見せる。」


私の手が、氷雨君に引っ張られ、氷雨君が座っている真横に座らされる。


「ちょ、待って。」


「何で?咲夜『今してほしい事』でキス、選んだんだよね。」


本当に、私は氷雨君に弱い。


「そうだけど…」


「じゃ、俺が満足するまで。いいよね。」


ダメって言っても、また曲げられちゃうから、もう良いや。


「いいよ。」