X=コタエナシ

「てか、よく考えたら…もうすぐ期末テストじゃん!」


「よく考えなくてもテストだね。」


さっきの余韻に浸ることなく、私が叫んでしまった。はっきり言うと、忘れたかったんだ。さっきの事を。


「氷雨君余裕だけど…勉強してるの?この間二位だったんじゃ…」


「勉強なんてしないよ。俺、勉強してもテストの時に絶対凡ミスで点落とすからさ、勉強しても意味無いんだよね…」


嫌味ったらしいな…。私なんて必死こいて勉強してるのに…。


「そうですか、私勉強するから黙っといてね。」


そう言って、自分の鞄から勉強セットを取り出す。


「そういえば…」


「何?」


「最近、冬ちゃん…どうしてる?」