X=コタエナシ

「そうじゃないといつまで経っても離さないよ~」


いつもに増して悪い顔…。


「でもっ、私からは…無理…」


「恥ずかしいの?」


そんな分かりきった事聞かないでよ…。私は黙って首を縦に振った。


「ふふっ。可愛い。」


その氷雨君の言葉に、更に顔が赤くなる。


(日和先輩居なくて良かったかも…)


「んじゃ、俺がキスするから咲夜逃げちゃダメだよ。」


メガネの奥の氷雨君の瞳が私を捕らえて離さない。