X=コタエナシ

「で、咲夜。氷雨君と二人っきりで何してたの?」


抱きついたまま、瑠依が意地の悪そうな声で聞いてきた。


「なっ…」


昨日の事を思い出した。


(いやぁぁぁ。言いたくない、言いたくない。)


当たり前だよ。あんなの、瑠依に言えるわけない。


「べ、別に、何もしてないよ!」


「ほんとに~?」


「ほんとだって!氷雨君に聞いてみなよ!」


言ってから大きな過ちに気づいた。


(てことは…氷雨君が言ったら……)



私は死ぬかもって事だ。