X=コタエナシ

(もしかして、瑠依の好きな人って…氷雨君!?)


私の頭に最悪の未来が予想できた。


(てことは、瑠依は失恋しちゃうの?)


そんなのは嫌だ。友達には幸せになって欲しい。


「おーい、瑠依!起きろ!」


私の膝の上で目を回す友達に声をかけ、軽く頬をぺチンと叩いてみた。


「ん…あっごめん咲夜。」


目を覚ましたな…よくも迷惑かけやがって!


「ねぇ、もしかして瑠依の好きな人って…氷雨君?」


口に出してみるだけで寒気がする。それは嫌だな…



「ぷはっ…」


なんで笑うの?