共犯者

グループが結成され
まず事故が起きたあたりの聞き込みに
周った、だけどそこは物凄いえぐい
角度の山道でとても人が住んでる気配がない。

「なんでここにきたの?」
二人に聞いてみた

「あれなんでだっけ?」
「えーっとぉぉ???」

二人とも覚えてないこれから推測されるのは、二人とも記憶を消されている?
それしか考えられない。
それに二人はここに来た時なんの
反応も見せなかった
まずここに記憶がないのだろう。
だけど事故の記憶はある。
なぜだ。二人が神をみたという証言も
一致している。
「まさか……いや、まさかか」
僕は二人に気づかないぐらいの声で
独り言を話している。

二人は何かに吸い込まれるように
黙々と歩いている。
僕たちが辿り着いた先には
ここで事故が起きたかのように、
木々が燃え尽きていた。

記憶は消えていても深層本位で
たどり着いてしまうのか。

僕たち人間は記憶と言うものを見くびっているのかもしれない。

「おいちょっと待てよ」
勝俣がいきなり話し出した

あまりの唐突さに僕は言葉がでない。
しかも勝俣は僕の方じゃなく。
焼け付きている。車の方に向かって
話している ちょっとここも危ない気がする。
僕の勘がそう言ってる
紋の体を引っ張りここから出た瞬間!

いきなり爆発が起き衝撃波で僕は倒れる。
紋と勝俣がこの時どうなったのかは
僕は見ていない。
僕が目覚めた時は見覚えのある殺風景の
部屋だった、紋の部屋だ。

「大丈夫?」

「ごめんね心配かけちゃった。」

「だれもお前の心配なんかしてねぇよ」

「ごめん」

「そんなことないでしょ」

性格がわかりやすい僕らの会話は誰が
喋っているのか一発でわかる。

「あっそれより」
僕が呼びかけて紋が振り返る。

「爆発が起きたってことはさ、爆発
させた人がいるってことだよね?」
と分かってる問を尋ねる。

「そうみたいだね」
紋の声でピリッと空気が変わる。

僕の頭に一個の犯罪経路が浮かんだ。
あそこに爆発が起きたってことは
紋達の爆発と同じだと思う。


しかもその犯人は多分……
いやここで2人を苦しめても意味が無いか。

「まぁ取り敢えず今日は皆休もう。」

「泊まってけば?」
僕はわかりやすく動揺する。

「今日はちょっと一人で考えたいから
また後で……」

「わかった」

「なんで勝俣話さなくなっちゃったの?」

「寝たみたい」
意思の疎通では寝たこともわかるのか。

「じゃおやすみ」

僕が家に帰る