はつ恋かた思い



お願い。


あたしに、なごの気持ちを聞かせて…。


覚悟は決まってる。決めてるから。


なごの本当の気持ちを聞かせてよ…。


「綻、俺も、ずっとずっと、綻が好きだ」


小さくそう呟いたなごの言葉が信じられなくて、何度も何度も確認をする。


「ねぇ、なご? 本当に?本当にあたしのこと、好き?」


「なっ! 俺のこと信じらんねぇの?」


「だって、そんな素振り1回も見せたことなかったじゃん!」


「それは綻も同じだろ?」


「あ!ったしは、ずっと我慢してたから…!」


「じゃあ、もう我慢すんな……。あと、俺のはつ恋は、お前だかんな…。」


「あたしも…はつ恋、なごだもん…」


そう言ったあたしの顔を見たなごは恥ずかしそうに、嬉しそうに笑った。


あたしもつられて笑った。 なんだか幸せで。


嬉しくて。愛しくて。やっぱり、幸せで。


ねぇ、なご、あたし、ずっとずっと、伝えたかった言葉があるよ……。


「なご、あたしのはつ恋を実らせてくれてありがとう。」


「俺も、はつ恋が綻で良かった。けからもずっと俺といろよ?」


「あたしは、なごしか好きになれないから……」


恥ずかしそうに、あたし達は、笑った。