CaffeLatte...



今少し先にいる彼女はこれでもかというほど哀しい瞳をしていた。
今にも泣き出しそうな、目を離したらフラっと消えてしまうのではないかと心配したくなるような。。。そんな表情。

「ありがとうございます」

そう小さく呟いた。
彼女はテラスの縁から離れ、軽く会釈をして立ち去った。


1人取り残された俺は真ん中に設置されているベンチに腰掛けた。

少し冷静になり、もう一度彼女を思い浮かべる。



歳はさほど俺と変わらないだろう。

純粋無垢な少女のようなあどけなさを残して入るが、すべてを悟っているかのようなあの堂々とした態度は無邪気な子供には無理だろう。(年上の方からすれば俺もまだ子供なのだろうが)



高鳴る鼓動の余韻に浸りながら、久しぶりに生を実感したのだった。