あの、好きです。

隆が莉菜の方へ進んでいく。

「莉菜!」

「はいっっ!」

隆から莉菜へとバトンが回った。
男子の中で隆が1番が遅いらしいけど、
凄く速かった。

「池田!」

「オッケー!」

莉菜から池田君へとバトンが回った。
莉菜お疲れ様です。笑
次は私の番だ。
さぁ来い!!!

「絢香!」

「ふぇ?」

池田君から私へバトンが回った。
さっき絢香って言ったよね?
やばい…キュンって来ちゃった…。
ドキドキが止まらないよ…。
そーだバトン渡さなきゃ。

「圭悟!!」

「ほーい!」

私から圭悟へバトンが回った。

「絢香ー!お疲れー!
って、凄く顔赤いよ!どーしたの?」

「いや、何でもない…。」

顔が真っ赤だ。

目を閉じると池田君の顔が浮かんでくる。

好きなのかな?

気づいたら、
圭悟から愛花ちゃんにバトンが回った。

圭悟は陸上部だから足が速いんだよねー!
さすがだよねー!

「大島!」

「はいっ!」

愛花ちゃんから歩夢へバトンが回った。
愛花も陸上部だから足が速い。
歩夢はバスケ部だけど圭悟に負けないくらい速かった。