葵「咲はっと…。はぁ…。微妙…。」

咲「仕事行くの!」

葵「今日はだめ!絶対熱が上がるから。」

咲「嫌だ!行くの!」

パパの反対を押し切りママは
仕事に行ってしまった。

葵「はぁ…。ったく。日向葵、葵結の
  こと頼んだよ?彩ちゃんとか
  龍とかにも言っておいてよ?」

日「了解!」

パパは姫を抱っこして、咲人と
手をつないで家を出て行った。

それから私も、日向葵と一緒に
学校へ向かった。

日「本当に無理なら保健室行けよ?
  倒れたら父さんに言われるぞ?」

 『わかってるよ。』

二人で校門をくぐり、昇降口で
靴を履き替えていたら、彩華と龍くんが
やってきた。

彩「二人ともおはよう!」

 「「おはよう。」」

龍「おはよう。」

 「「おはよう。」」

日「二人とも悪いけど今日コイツ
  体調悪いから見張っててくんね?」

彩「クラスでは私が見てるから!」

日「よろしく。」

彩「任せて!」

龍「俺に言った意味あるか?」

日「一応伝えただけ。」

龍「まあ俺も見張っとくか。」

日「よろしく。」

龍「よろしくされた!」

クラスの近くまで一緒に行き、
教室の前で日向葵と龍くんと分かれた。

【葵結】END