コンコン

下「総長、全員集まりました。」
  下っ端君が呼びに来てくれた。
湊「夢花、下いくぞ。無理するなよ。だめなときは言えよ。」
  ふぅ、大丈夫!よしいこ!


がちゃ

二階にある少し広いホールに、みんながいた。一階には、たくさんの下っ端たちがきれいに並んでいた。

湊「おい、皆聞け。今日から鬼龍の姫になった神埼夢花だ。学校では、柊夢乃だからな。全員で守れよ。」
  ちょっと話したいな。湊の服を少し引っ張ってみた。そしたら、湊がこっちを見て、うちが考えてることがわかっていたようで、話せるか?と言ってくれた。
うちはそれにうなずいて、前に立った。
『今日から姫になりました、神崎夢花です。うちのことは守らないでください。自分の命を優先してください。私のことよりも自分のことを大切にしてください。こんな私ですが、よろしくお願いします。』