『何か、皆ごめんなさい…
  熱出しただけなのに。』
  はぁ何か悪いことが起きそう…
湊「夢花、お前に話したいことがあるんだ」
  うん、何??
湊「この前姫の話しただろ?」
  うん…、その時は友達からって言ったね。
湊「もう一度言うが、俺らの、鬼龍の姫になっ
  てくれないか…?」
  守られる姫は嫌。
  だけど、柊夢花として、黒蝶、黒龍として
  鬼龍を守るから!
 『うん…、いいよ。』
雅「夢花、平気なのか?」
 『うん。信じたいって思えた人たちだか
  ら…』
雅「そうか…」
湊「明日倉庫に来てほしいんだが、来れる
  か?」
  明日は朔ちゃんに頼まれたことやらなきゃ
  だから無理かな
 『ごめんなさい…。明日は無理です。明後日
  なら大丈夫です。』
湊「いや、大丈夫だ。明日も安静にしとけ  
  な。」

 コクン

正「じゃあ、俺と章はもう帰るからな。安静に
  してろよ!」
 『うん、まー君、章君ありがとう!((^-^)!
  )』
正「お、おう…」
  あれ?皆顔赤いけど風邪が写っちゃったの
  かな?
 『皆、顔赤いけど風邪?うちの写っちゃった
  のかな?何かごめんなさい…』
 「「「「「(無自覚!!)」」」」」
 「「「「(天然め!!)」」」」
  大丈夫かな??
 『皆お大事にね』
正「じゃあ俺ら帰るな!夢花安静にしてろ
  よ!」
章「明日は学校休んでいいからな」
 『うん、ありがとう』
  まぁ明日の夜は仕事だけどね
雅「じゃあ俺らも行かないといけないから行く
  な!」
竜「ムチャするなよ!じゃあ俺ら帰るな」

ポンポン

 『うん、雅兄、竜兄ありがとう!』
  今病室にいるのは鬼龍の皆と私。
葵「そういえば夢花ちゃんさ!」
 『??(・・;)』
  ?何かな?
葵「いつまで敬語なの?同じ学年なんだから、
  タメでいいんだよ!」
  え??あ、同じクラスだもんね…
  でも…
 『は…、う、うん。分かった…です』
  やっぱりむりー(T-T)
葵「別に無理しなくていいよ!あ、でも名前で
  呼んでほしいな」
  名前で??みんなのことを??
 『葵くん??』
  何て呼べばいいのか分からなかったから首
  を横に倒した。
  あれ??葵くんたち顔赤くない?
  何か前にもあったようなー…?
  まぁいっか!←よくねーよ!
湊「俺らもそろそろ帰るか。じゃあ夢花明後日
  な。((^-^))」

 ドクン

 『う、うん…』
  何だろう、この気持ち
  夢花がこの気持ちに気づくまで、もうちょ
  い先のお話。