さっきからうるさいな!
湊「おい、起きろ!」
 『うーん。て、は?さっきの人!』
  うちの睡眠を妨害しやがって、てか何だ
  よ!
 『あなた方は何ですか?私につきまとわない
  で下さい。』
湊「それは無理だな、その前に自己紹介だ。俺
  は白崎湊、ちなみに鬼龍の総長だ。」
  この人は俺様だな。
  てか、鬼龍って全国No.1のとこやん!
爽「私は早瀬爽です。鬼龍の副総長です。よろ
  しくお願いします。」
  敬語なのが副総長ね!
葵「僕は山崎葵。こっちが弟の夏希。鬼龍の幹
  部だよ!よろしくね!」
夏「…。」
  双子で青髪が葵で、赤髪が夏希。
  夏希はとりあえず女嫌いだね。
渉「最後はわしやね!赤城渉。よろしゅう    な!」
  関西弁なのが最後の人ね。

  はあ、あんまり関わりたくないな…。

 『(はあ…)柊夢乃、もう名前言ったから良い
  ですよね。』
湊「鬼姫になれ!」
 『なぜ私なのですか?断ります。』
  てか鬼姫って何?私、黒蝶だし、黒龍なん
  だけど…。
 『てか鬼姫って何ですか?』
 「「「「「え!?」」」」」
  だって、知らないし…。 
爽「鬼姫は、鬼龍の姫のことです。私たちは
  全国No.1の鬼龍です。姫は守られる存在で
  あって、弱味でもあり、守る存在がいるこ
  とで強くなれる。そういう存在です。」
  へー、うちは守られる存在じゃないし…。
  てか帰りたい…。
 『なりたくないです。てか、帰りたいので、
  帰ります。』

 テクテク 

 パシッ え?

 『い、いや…。離して…。』
  湊がうちの右腕を掴んでいた…。
  嫌…思い出すから止めて。
 
 【嫌。離して…】
?「離すわけないだろ、おとなしくしてい
  ろ!」
 【い、いやだ。いやーーーー!】
  はぁ、はぁ、嫌だ。震えが治まらない。
  嫌、離して…。
 『いや、嫌…離して…』
湊「え!?」
 
 バタ…。

 バン

雅「夢乃、おい、大丈夫か…。」
 『はぁはぁ、雅…兄…ごめんね…』
雅「おいおい、夢乃!保健室行くから!」
竜「雅!保健室に!こっちは俺が言っとくから
  行け!」
雅「頼んだ!」