(結局いい案は思いつかないな…)

夜まで美璃のことを考え続けたが、満煌の頭には美璃に直接聞くという考えしか浮かばなかった。

(直球勝負で行くしかないか)

明日は休み。満煌はスマホを手に取ると、明日会えないか、話がある、と美璃にメッセージを送った。

美璃の返信はほんの2分程で来た。

「うん!いいよ!

じゃあどこで待ち合わす?」

仲がいい美璃と満煌。星も入れ3人で会うことが多かったが、家がかなり近いこともあり2人で会うことも少なくなかったのだ。

もちろん、2人で会うときには満煌が美璃を迎えに行く。こういう心遣いが美璃は嬉しかった。

「俺が美璃んち迎えに行くから!

10時頃行くわー」

返信をして、またしばらく待つ。

今度はほぼ瞬間に返ってきた。

わかったとのことだった。

(直球勝負で美璃が話してくれるかな。

何が絡んでるんだろう。俺にわかるかな)

満煌は不安を胸に、ベッドへ入った。