ふと、満煌は美璃を撫でる手を止める。背後に人の気配がする。

案の定、後ろに星がいた。

「やっぱ気になるから戻ってきた。…それに、お前を美璃と2人きりにさせたら何すっかわかんないだろ」

ははっと2人が笑う。

「別になんもしねーよ。んじゃ、俺が先行くよ?」

(俺がいるより、星がいる方が美璃、喜ぶよな)

「え、満煌もいなよ」

「いや、お前がいんならいいや」