本当に大切な気持ち

体育館から出ると、ちょうど男子も運動場から入ってきたとこだった。

「美璃!」

満煌が駆け寄ってきた。

「み…つき」

美璃はまだ整わぬ息で若干苦しそうに言った。

「大丈夫だった?」

その美璃の姿を見て、満煌は心配に聞いた。

「うん。全然心配しないで……きゃっ!!」

その途端、美璃が階段を踏み外した。美璃は意識が遠のくのを感じた。

「美璃!!!」

慌てて美璃を支える満煌。満煌の瞳は恐怖に震えていた。

「満煌!」

後ろからやってきた星が満煌に声をかける。美璃の姿はまだ見えてないようだ。

満煌は真っ青な顔で振り向いた。

「美…璃!」

星が慌てて駆け寄る。

「とりあえず保健室へ!」