☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


「え…?」

何が起きた。

倒れたキースは、あまりにも自然すぎて。

何が起きたのかわからなかった。


ゆらりと起き上がったホセは狂ったようにこちらを見た。

縋るようにしてホセの方に倒れたキースが絶命しているのは分かった。


「美味だ。」


ホセは立ち上がった。

口元に、真紅の血を滴らせ。


「何年ぶりだろうな…嗚呼…」

美味だ。


うっとりとホセはそう言った。

くい、首をかしげてこちらを見て、ホセは笑みを深めた。

「…美味そうだ。」


二人は思った。

喰われる、と。


だって、自分達より彼は上位の生き物だって。

動物の本能で思い知らされた。