☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



「もういいにゃよ、キセノン。」

やっとかよ。

入った通信に、キセノンは一気に後退し城から出て行く。

二人は追い打ちをかけるが、それを物ともせずキセノンは消える。


「…逃げ…た?」

ウィングはそう言ったが、アイスは首を振った。

「前向きすぎるだろう。恐らくヤーンの人形の準備が整ったんだと思うぜ。」

「人形って?」

「人間だった物だ。」

「はぁ!?」

「大きな声を出すな…休め。」

起き上がりかけたウィングに、アイスが言った。

「お前もだ、ご主人様。」

「その呼び方どうにかならねーの?俺お前にご主人様呼ばわりされる覚えはねーんだけど。」

「愛しの427がお前をそう呼ぶからな。」

「ちょっと待て流石に流せねーぞどういうことだ!!」

「いつもあの可愛い声でご主人様ご主人様俺の腕の中で寝言を」

「てめえヤーンの前に葬る!!」

絶対弄ばれている。

「嘘じゃねーよ?知りたきゃ黒子の数まで知ってる…クク。」

「ああ!?」

「あいつの成長期は殆ど俺と一緒だったからな。427の身体のことなら隅から隅まで」

「キング、葬れ。」

生かしてたまるかと言わんばかりにフェニックスは剣を構えた。