「もういいにゃよ、キセノン。」
やっとかよ。
入った通信に、キセノンは一気に後退し城から出て行く。
二人は追い打ちをかけるが、それを物ともせずキセノンは消える。
「…逃げ…た?」
ウィングはそう言ったが、アイスは首を振った。
「前向きすぎるだろう。恐らくヤーンの人形の準備が整ったんだと思うぜ。」
「人形って?」
「人間だった物だ。」
「はぁ!?」
「大きな声を出すな…休め。」
起き上がりかけたウィングに、アイスが言った。
「お前もだ、ご主人様。」
「その呼び方どうにかならねーの?俺お前にご主人様呼ばわりされる覚えはねーんだけど。」
「愛しの427がお前をそう呼ぶからな。」
「ちょっと待て流石に流せねーぞどういうことだ!!」
「いつもあの可愛い声でご主人様ご主人様俺の腕の中で寝言を」
「てめえヤーンの前に葬る!!」
絶対弄ばれている。
「嘘じゃねーよ?知りたきゃ黒子の数まで知ってる…クク。」
「ああ!?」
「あいつの成長期は殆ど俺と一緒だったからな。427の身体のことなら隅から隅まで」
「キング、葬れ。」
生かしてたまるかと言わんばかりにフェニックスは剣を構えた。


