その星に着くと、セレンは無駄にボロボロの服で、フェニックスに地図を差し出した。 「…そこに俺の後輩が住んでいる家がある…先に行っててくれ。」 地図というより精巧な図面で、フェニックスはクスッと笑う。 「何でお前は来ねえの?」 「俺はその道は通れない。」 「通れない?」 「ああそうだ。じゃあ…俺は行くから。午後8時以降の外出も駄目なんだ。」 そう言うとセレンはネオンの雑踏に消える。 残されたフェニックス達は肩をすくめて、その後輩の家に向かった。