☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


___タンタンタンタン…

___タンタンタンタンタンタン…


リズミカルに押されるボタン。


___カチャッ、カチャッ…

___カチャッカチャッ、カチャッ…


不規則に、更に電圧が上がる。


グッショリ濡れた髪を激しく振り、ホセは呻いた。

「…っ…」

鉄の鞭が背中で激しく跳ねて、息が止まった。

「んー、大分いい感じだな。300万行ってみよっか?」

肉はもう既に溶けている。

それなのに、ホセはゾッとした。


何も、感じない。


電気が流れているのは分かる。

でも、辛くない。

痛くない。


自分が化け物になったことを自覚して、ホセはパラパラ泣いた。


もう、フェニックスには会えない…


「キセノン、キセノン!」

「んんー?」

「向こうからコンタクト!会わせろって!」

「!」


「はぁ?面倒くせーな。無視れそんなもん。」

「ま、待ってください…!向こうって…」

「あの金髪だよ。お前に会いたいってさ。」

「!」

心臓がドキドキとはしゃいで仕方なかった。


会いたい、会いたい。

裏切った自分に会いたいと。


でもせっかく生まれた希望を、ホセは瞬時に押し潰した。


俺は化け物になった。


「会わせて下さい、最後にしますから、お願いします…」

「あのな、駄目に決まって」

「考えがある!もう二度と、誰も会いに来ない手が…」


さよなら、フェニックス、アクア、ウィング、キング、キース。

最後の嘘を、ホセは自身で作り上げていった。