次第に苦しくなってきたホセは一旦水面に上がろうと上を向く。
だが頭を思いっきり押さえつけられた。
「まだだよ、蓋するから大人しくしてろ。ちゃんと引き上げてやるから。」
苦しい。
苦しい。
苦しい。
「どう?死にそうか?」
ホセはドンドンと激しく水槽を叩く。
ついに肺の空気を全て出してしまい、涙が流れた。
「…!」
苦しい。
苦しい…
「だいぶ辛いみたいだな。」
キセノンの冷酷な瞳は容赦なく、ホセは最後の手段とばかりに必死で体当たりを始めた。
「…」
やがてぐったりとなったホセを引き上げ、キセノンは思いっきり腹部を殴った。
「ぐはぁっ!はぁっ、はぁっ、はぁ…ぐぁっ!?あ、あぁぁぁっ!!」
「一回でできるわけないよなそりゃ。さて最低三回繰り返すつもりだがもうすでに安定剤いりそうだなこれは。」
もう一度蹴り落とし泣き喚くホセに蓋をしてしまってからキセノンは憂いげにそう言った。


