腹部に包帯を巻き、凍えていたらしいアイスの体を温める。
随分とタフなようで、数時間もすると死にかけたにもかかわらず起き出してきた。
「よぉ、おはようさん。」
「ああ。」
上半身には痛々しいほどの刺青があり、心臓の真上には真っ青な薔薇が咲いていた。
「…」
腹部の傷を軽く撫でて、フッと笑うとアイスはキングに向き直った。
「お前が治療していたんだろう。茶髪と一緒に。」
「何で知ってんの?」
「意識があった。」
「はぁ!?死にかけで!?」
「鍛えたからな。」
トン、と心臓を指差してアイスはそう言った。
「427の為に。」
「…きも。」
「くっ…」
面白そうに笑って、アイスは俯いた。
「427は弟のようなものだからな…」
「その弟をあんだけ痛めつけてんの?」
「そう言われると…まあ、それが俺の愛のカタチだとでも言っておくか。」
「きも…」
クッと笑って、アイスはキングに笑いかけた。
「お前は生意気になったものだな。」
「…は?」
アイスはそう言って、疲れたようにその場に座った。


