☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


腹部に包帯を巻き、凍えていたらしいアイスの体を温める。

随分とタフなようで、数時間もすると死にかけたにもかかわらず起き出してきた。


「よぉ、おはようさん。」

「ああ。」

上半身には痛々しいほどの刺青があり、心臓の真上には真っ青な薔薇が咲いていた。

「…」

腹部の傷を軽く撫でて、フッと笑うとアイスはキングに向き直った。

「お前が治療していたんだろう。茶髪と一緒に。」

「何で知ってんの?」

「意識があった。」

「はぁ!?死にかけで!?」

「鍛えたからな。」

トン、と心臓を指差してアイスはそう言った。

「427の為に。」


「…きも。」

「くっ…」

面白そうに笑って、アイスは俯いた。

「427は弟のようなものだからな…」

「その弟をあんだけ痛めつけてんの?」

「そう言われると…まあ、それが俺の愛のカタチだとでも言っておくか。」

「きも…」

クッと笑って、アイスはキングに笑いかけた。

「お前は生意気になったものだな。」

「…は?」

アイスはそう言って、疲れたようにその場に座った。