☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


「待たせたな。」

「…」

「427。」

「…くー…」

「ふふ。」

ウトウトしていたらしい。

机に肘をついて、頬杖をついている。

アイスは柔らかく微笑んで、そっと頬を突いたようだった。

「起きろ、食事だぞ。」

「!」

びっくりあたふた。

危うく椅子から転げ落ちそうになったホセを、アイスが支えた。

「ホセ、お前のご主人様が話がしたいんだと…だがまあ、まずは食事だ。これを俺一人に食べさせるつもりだったのは驚きだが?」

「…うー。」

唸っている。

「可愛いのは結構だ。さて食べるぞ427。立つな。」

パンを食べさせておくと、メインと食器を添えて差し出す。

「食うんだぞ。」

「ふぁい…」

はむはむしながら食べているホセを見て、何とはなしに横にいるフェニックスを見て。

キースは悲鳴を上げかけた。

「ひぃっ!?」

「どしたの、キースん。」

「あ、なななんでもないよ!!」

「…?」

「ひぃっ!!」

フェニックスはナイフで皿を切っていた。

ただ目の前のホセを見つめている。

キースは今更ながらに後悔した。



「俺ら二人じゃ喧嘩売りに行ってるようなもんだろ?だから人質代わりに持って…いや行ってよ!!」



「こんな化け物の中に放置されるなんて…」

キースは涙を流した。