「待たせたな。」
「…」
「427。」
「…くー…」
「ふふ。」
ウトウトしていたらしい。
机に肘をついて、頬杖をついている。
アイスは柔らかく微笑んで、そっと頬を突いたようだった。
「起きろ、食事だぞ。」
「!」
びっくりあたふた。
危うく椅子から転げ落ちそうになったホセを、アイスが支えた。
「ホセ、お前のご主人様が話がしたいんだと…だがまあ、まずは食事だ。これを俺一人に食べさせるつもりだったのは驚きだが?」
「…うー。」
唸っている。
「可愛いのは結構だ。さて食べるぞ427。立つな。」
パンを食べさせておくと、メインと食器を添えて差し出す。
「食うんだぞ。」
「ふぁい…」
はむはむしながら食べているホセを見て、何とはなしに横にいるフェニックスを見て。
キースは悲鳴を上げかけた。
「ひぃっ!?」
「どしたの、キースん。」
「あ、なななんでもないよ!!」
「…?」
「ひぃっ!!」
フェニックスはナイフで皿を切っていた。
ただ目の前のホセを見つめている。
キースは今更ながらに後悔した。
「俺ら二人じゃ喧嘩売りに行ってるようなもんだろ?だから人質代わりに持って…いや行ってよ!!」
「こんな化け物の中に放置されるなんて…」
キースは涙を流した。


