☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-


それから数日、まめまめしく手入れしていた主人を失った船は、光まで失ったかのようだった。

全体に薄っすらと埃が被っている。

窓はもはやもう使えないだろう。

残された動物たちもちっとも懐かず、キングとフェニックスを手こずらせた。


「こいつらさ、殺しちゃ駄目なのかよ。」

頬を激しく叩きのめされ、キングが呻いてそう言った。

「なんだって、ユニって呼んでたかこのユニコーン?」

「そうだよ。良いわけないだろ、こいつらがホセを探してくれるんだから。」

ペガサスの翼を洗いながらフェニックスはそう言った。

「なあペガ、ちゃんと広げてくれって、頼むから…」

しかしペガサスはつれなかった。

「キース、そっちはど」

「うわぁぁぁぁっっっ!!!」

「キース!?」

キースはライオンに襲われていた。


「はぁっ、はぁ、はぁっ…」

「とんだハードワークだフザケンナぁぁぁぁ!!」

「うう…ホセってすごいね…」

「…ああ…」

ペガサスとユニコーンは忠誠を捧げたものの居場所を決して忘れないという。

この二匹はホセがDOLLだった頃から連れていたもので、聞けばミニチュア化して持ち込んでいたらしい。

二匹はホセに絶対の忠誠を誓っているため、居場所は分かるはずなのだが…

「教えてくれねーし…」

3人は揃って溜息をついた。