☆Friend&ship☆-償いの吸血鬼と罪深き種族の運命-



「…うっ、う、うぅ…」

「…」

久しぶりの吸血が、よほどショックだったらしい。

眠りについても427はずっと泣いていて、あまりにも危ういので優しく抱きしめてやった。

すると子猫のように頬を摺り寄せる。

「…」

中身が、成長しなさすぎだ。

15にもなってこんな事をしているのかと結構ショックだが、その分ギャップ萌えがくる。


俺は比喩冗談なしで一生24の身体だが、427はそんな事はないだろうに。

それを427は知っているのかいないのか、俺の老けなささになんの疑問も抱かない。

あのお転婆な妹二人に弟二人。

残念ながら妹一人は狂い死に、弟二人はすでに死が近い。

…自慢じゃないが、おそらく研究所のあの生意気なNとやらを除けば俺が一番全てを把握している。

家族については何も考える事はないが、427が妹の船に居ると知ってからは少し家族に興味を持った。

今では知らなきゃよかったと後悔している。


俺はやっぱり天涯孤独が似合う。


427をそっと抱きしめながら、こいつが3人目の弟じゃなくて良かったと、心からそう思った。