「!」
上空に禍々しい瘴気を感じて、クラウンはそちらを睨みつける。
すると向こうもこちらに気がついたようで、遥か彼方から飛んできた。
「っ!」
警戒し、能力を半展開させると向こうは慌ててヒラヒラ手を振った。
「今戦う気はない、話をしようと思っただけだ。」
それでも警戒を解かずにいると、向こうはオーラを収め、5メートルほど離れたところに降り立った。
「クラウンだろ?サトリだ。」
「サトリ。」
クラウンは反復する。
「協力してくれないか。」
「協力?」
ああ、魔王は頷いた。
「貴方だけじゃ駄目なの?強いんでしょ?」
「念のためだ。あいつは少し…幼少期からおかしなところがある。」
「私の裏切りのリスクを冒してまで組むべきなの?」
「ああ。」
非常に心苦しいんだがね、私の実の弟に。
「閻魔を、殺す。」
私はそれを目的とする。


